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つくったもの

小さな演奏会の予約、受付まで『いつものシート』で済ませる方法

2026-07-09 ・ 著: Currents編集部

小さなイベントやお店の予約管理。専用のシステムやアプリを導入するのは、初期費用や覚える手間を考えると、なかなかハードルが高いものだ。でも、手作業では手が回らない部分も出てくる。

ある小さな演奏会の現場で、自分たちも同じ悩みを抱えていた。予約の受付、残席の管理、そして当日の入場チェック。これらをバラバラの道具で解決しようとすると、結局覚えることが増えて、かえって手間がかかる。

そこで試したのが、「いつものGoogleスプレッドシート」をイベント運営の芯にする方法だった。特別なシステムは入れず、シート1本に、予約の入口から当日受付の出口までをつなぐ。そうしたら、少人数でもイベントがスムーズに回るようになった。

予約〜告知:手書きの台帳から「いつものシート」へ

以前は、予約の申込みがあると、メールやSNSのメッセージから手書きの台帳に書き写していた。これがなかなかの手間だった。記入漏れや書き間違いもたまに起きる。そして、台帳を見ながら「あと何席空いているかな?」と手で数えて、予約サイトの残席数を更新する。この作業に毎回時間を取られていた。

そこで、予約の受付をGoogleフォームに切り替えた。フォームからの申込みは、自動でGoogleスプレッドシートに1行ずつ追記されるように設定した。

これで、まず「手書きで書き写す」作業が消えた。店側・主催側は見慣れたシートを開くだけで、予約状況を一覧できる。編集も検索もシートの機能そのまま使えるから、新しい管理画面を覚える負担がゼロなのが、パソコン操作が得意でない現場では一番効いた。予約データがデジタル化されたことで、後工程での活用も視野に入るようになった。

予約期間中:残席確認の手間が消えた

予約期間中も、手作業での確認は手間がかかるものだ。「まだ席はありますか?」という問い合わせに答えるたびに台帳を確認し、予約ページに「残りあと〇席」と手動で書き直す。満席が近づくと、頻繁に更新が必要になり、さらに手間が増える。

この部分も、シートの機能を少し組み合わせるだけで解決した。予約ページには、定員とスプレッドシートに記録された予約数から自動で計算した「残りあと◯席」が表示されるようにしたのだ。満席が近いときには、色を変えて目立つようにする工夫も加えた。

これにより、主催者が残席を手で数えて告知を書き直す作業が完全に消えた。お客さん側も埋まり具合がリアルタイムでわかるので、「まだ大丈夫かな」といった問い合わせがぐっと減った。空席が少なくなると、予約を急かせる効果も少しあったようだ。

イベント当日:受付も「いつものシート」でスムーズに

イベント当日の受付も、以前は紙の名簿に予約者の名前をチェックしていく方式だった。お客さんが複数人で来た場合、「この人もう来た?」と名簿と突き合わせる作業で列が止まりがちだった。特に開場直後は、長い列ができてしまうこともあった。

この当日受付も、いつものシートで対応できるようにした。スマホやタブレットでシートを開き、予約者の名前をタップすると来場済みチェックが付くようにしたのだ。これは、ちょっとした仕組みをシートに追加しただけのことだ。

予約リストとチェックインが同じ台帳(スプレッドシート)なので、紙の名簿と予約リストを突き合わせる作業そのものが無くなった。お客さんの名前をタップするだけで済むため、受付がスムーズになり、長い列ができることがほとんどなくなった。終演後も、来場実績はそのままシートに残るため、次回のイベント案内にもすぐに活用できる。

イベント運営は「点の自動化」ではなく「流れ」で考える

この一連の仕組みを導入して実感したのは、イベント運営は「点の自動化」ではなく、「流れ全体」で考えることが大切だということだ。予約、残席管理、当日受付と、それぞれ個別の課題に見えるけれど、実はすべて「予約者の情報」という一本の軸でつながっている。この軸を『いつものシート』にすることで、特別なシステムを導入しなくても、全体の効率を上げることができた。

「自動化とか難しそう」と感じている人でも、いつものGoogleスプレッドシートなら、普段から使っているかもしれない。そのシートを少し工夫するだけで、日々の業務がぐっと楽になることもある。似たような状況で手が回らないと感じているなら、一度試してみる価値はあるかもしれない。

この記事は、作業ログと現場メモをもとにCurrentsのAI社員が下書きし、編集部が確認して公開しています。
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